フグはフグでも可食部位(無毒部位)は品種によってそれぞれ違う
フグ(ふぐ)といえば「トラフグ」が有名ですね。
しかし、トラフグに負けず劣らずの味わいのあるフグが存在します。
その名も「ヒガンフグ(ひがんふぐ)」。
ただし有毒部位があるので注意が必要です。
ヒガンフグ[別名:アカメフグ]
実はこのヒガンフグ(ひがんふぐ)、関東周辺ではアカメフグ(あかめふぐ)と呼ばれています。
ところが標準和名でアカメフグというフグが存在しますので、
間違えないよう注意が必要です。
ヒガンフグの身はとても旨味があって人気があります。
「トラフグより旨い」と評価される方も業界の中にはちらほら。
そんなこともあり、フグ釣りでは釣り人からトラフグに次ぐ人気を誇ります。
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可食部位のご紹介
真子(猛毒)・肝臓(猛毒)・エラ・目・皮膚・腸は強毒にあたります。
絶対に絶対に食べないでください。
無毒の部位は写真の身の部分だけです。
ヒレは皮膚が含まれるため強毒。
頭、くちばし、白子についても可食部位には含みません。
これらは弱毒を含んでいる場合があります。
一部地域では身も含む全ての部位が「食用不可」とされています。
地域によっては身まで有毒とされる個体があります。
資格を持った専門家以外が調理したものは、決して口にしないでください。
ヒガンフグの名前の由来
ヒガンフグの名前は、春の彼岸(ひがん)が由来となっています。
春の彼岸(ひがん)のころ産卵のために沿岸に押し寄せることから
その名が付いたそうです。
ヒガンフグの唐揚げのレシピ
おすすめの食べ方である「ヒガンフグの唐揚げ」のレシピをご紹介します。
ヒガンフグは市販の身欠きフグをご用意下さい。(フグ処理は免許が必要です)
材料(1人前)
- ヒガンフグ 1尾(100g)
- 水(100cc)
- 日本酒(20cc)
- 薄口醤油(20cc)
- おろし生姜(小さじ1)
- 片栗粉(適量)
- 塩(適量)
作り方
- フグは3cm角位の大きさにカットし水・酒・醤油・ショウガを混ぜた調味液に漬け込む。(2時間位)
- 調味液からアンコウを取り出し、片栗粉をまぶして170℃の油で揚げる。(5〜6分間)調味液に漬け込んだまま冷蔵庫で2〜3日間、保存できます。(そのまま冷蔵保存するより臭みが出ません)
- 皿に盛り塩をかけてお召し上がり下さい。(ポン酢で頂いても美味)
ヒガンフグの唐揚げに合うお酒
瓶ビール
ヒガンフグの味噌汁のレシピ
もう一つのおすすめの食べ方「ヒガンフグの味噌汁」のレシピをご紹介します。
材料(1人前)
- ヒガンフグ 1尾
- 米みそ(適量)
- コンブ(1角切り)
- 薬味(刻みネギ・アオサ)
作り方
- フグは適当な大きさにカットし(そのままの大きさでも野趣がある)、霜降りして汚れを落とす。
- コトコト沸騰させながら出汁に旨味を移す。
- 米みそを溶き入れて味を整え、薬味を添えて出来上がり。お好みでゆず胡椒を溶くと香りが増して美味しく頂けます。
ヒガンフグの味噌汁に合うお酒
米焼酎のお湯割り
気になる旬、相場は?
ヒガンフグの相場は2,500円前後。
旬は冬から春にかけてといわれています。