天草牛深の人にとってはとても馴染み深い、故郷の味が本日紹介する「クロクチ」。
一般的には「ムラサキインコ」とまるで鳥のような名前で呼ばれているこの貝。
細長い形と、黒い外観、黄色の身が特徴です。
ムラサキインコの旬は?どこで取れるの?
そんなムラサキインコですが、どのような場所で、いつとれるのでしょうか。
水揚げされる季節ですが、春から初夏にかけてが旬です。
潮の満ち引き時に干上がるような岩場のくぼみや、テトラポッドのくぼみにうじゃうじゃ集まっています。
入荷状況につきましては、
毎日更新している「本日の水揚げ情報」からご確認ください。
ムラサキインコの食べ方は?
漁師めし的に漢らしく食べるのなら、「浜茹で」が最高です。
海水でムラサキインコを炊くだけ!
クロクチの浜茹では天草牛深のソウルフードでもあります。
ほんのり塩味がきいて、ムール貝に似た食感。
とても美味しいです。クセもないため、焼酎にも良く合います。
ほかにも味噌汁にしたり、パスタにしたりと使い勝手良いのも魅力です。
磯の香りとチーズの甘さがたまらない! 牛深が誇るクロクチ貝の最強レシピ
牛深に伝わる秘伝のレシピをご紹介!
まずは、牛深で穫れたクロクチ貝をまずは浜茹でします。
牛深の海水でグツグツと炊き上げます。牛深の海水がご用意できない場合は、海水濃度の塩水を沸騰させてください。
つぎに身を取り出します。茹であげたら殻も開けやすいので、手で取り出してもOKです。
グラタン皿にまず剥いたクロクチ貝を敷き詰めます。
その上にシメジやえのきなどキノコ類を敷き詰めます。
その上にトマトソースをたっぷりとかけ、チーズもたっぷり上にトッピングします。
250度に熱したオーブンで5分間焼き上げます。
いい感じの焦げ目がつく感じまで。パセリを散りばめると彩りが良くなるでしょう。
クロクチ貝の磯の香りとチーズの甘さが絶妙な塩梅です。クロクチ貝自体は決して大きくなく、小さいのですが、貝の味わいがとてもあります。小さくても主張が強く、チーズに負けません。
ぜひ試してみてくださいね!
チーズだけじゃない!おすすめレシピをご紹介
そのほかおすすめのレシピをご紹介します!
クロクチ貝の酒蒸し
材料(2人前)
- クロクチ貝 400グラム
- 料理酒 90㏄
- 刻みネギ 2本
作り方
- クロクチ貝を流水で汚れを洗い流す。
- 浅めの鍋か深めのフライパンを準備し、クロクチ貝を入れて強火に掛ける。鍋が熱くなり水分が沸騰してきたら料理酒を注ぎ、すぐに蓋をする(火は
強火のまま)。 - 全体が沸騰し、蓋から吹きこぼれないよう火加減しながら7~8分間蒸し上げる。蓋が開いて身が引き締まったら火が通っている合図。
- 器に盛り付け、きざみネギを散らして完成。
クロクチのトマト煮
材料(2人前)
- クロクチ 400グラム
- トマトピューレ 90㏄
- 白ワイン 90㏄
- バター 大サジ2
- 刻みパセリ 大サジ2
- 塩コショウ 適量
作り方
- クロクチ貝を流水で汚れを洗い流す。浅めの鍋か深めのフライパンを用意し、白ワインを使って酒蒸しの要領で火を通す。
- トマトピューレを注ぎ、味を見ながら塩コショウで味を調える。
- 弱火でゆっくりとソースを煮詰めながら全体に味をなじませ、仕上げにバターを落として火を止める。
- 器に盛り付け、きざみパセリを散らして完成。
クロクチと高菜漬けの炒め
材料(2人前)
- クロクチ 400グラム
- 高菜漬け 50グラム
- 料理酒 90㏄
- ごま油 大サジ2
- 刻み紅ショウガ 小サジ2
作り方
- 流水でクロクチ貝の汚れを洗い流す。浅めの鍋か深めのフライパンを用意し、料理酒で酒蒸しして火を通す。火を通したクロクチ貝の煮汁は後で使うので、ボウルなどに取る。
- 高菜漬けを小さく刻み、さっと水に通して余分な塩気を抜いて準備する。
- フライパンにごま油をしき、クロクチ貝と高菜漬けを入れて水分が飛ぶまでよく炒める。水分が飛んだら取り置きしていたクロクチ貝のダシを適量入れ、全体が温まったら火を止める。
- 器に盛り付け、紅ショウガを散らして完成。
気になるお値段や相場は?
一般小売価格では1キロ2,000円〜が多いように見受けられます。
平均的なサイズは1個の重さは50グラム、これに当てはめると1個100円の計算となります。
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