天草牛深の珍しい魚をご紹介します。
コショウダイ。天草牛深ではそのラッパみたいな口から「ラッパ」と呼ばれています。
どうですか?分厚いタラコ唇がカワイイでしょう?
口をポカーンと開けてほんとラッパみたいな口してます。
全体の姿はこちら。なかなか勇ましいです。かっこいいです。
地域よって変わる呼び名「コロダイ」「ココダイ」 一体どんな魚?
尾びれに向かって黒胡椒のような斑点がちらばっている為、その名がつきました。
地域によっては、「コロダイ」「ココダイ」と呼ぶところもあるそうです。
天草牛深では「ラッパ」と呼んでいます。
安く、旨みも濃く、食感も強く、日持ちも良く、血合いや皮目も美しく、コスパ良し!
油との相性がとても良く、洋食屋さんや鉄板焼き屋さんでも指名買いされるお客様も少なくありません。
ただ、弱点が一つだけあります。
それは当たりハズレがあるということ。。。
寄生虫がまれにいるのです。
人体には無害、見た目から苦情の多いコショウダイの寄生虫
寄生虫といえば、「アニサキス」を思い浮かべる人が多いと思います。これは激しい腹痛をもたらします。
が、コショウダイの寄生虫は「ディディモゾイド」というもので人体へは無害です。
棒状や球状の形をした黄色の袋に入っています。
人体には無害ですが、やはり見た目的に敬遠したくなるのも仕方ありません。
そこをきれいに取り除けば、そもそも無害なので、なんてことありません。
気になるお値段や相場は?
一般小売価格では1キロ1,500円〜が多いように見受けられます。
平均的なサイズは1尾の重さは2キロ、これに当てはめると1尾3,000円の計算となります。
入荷状況につきましては、毎日更新している
「本日の水揚げ情報」からご確認ください。
コショウダイの旬は?
コショウダイの旬は春から夏。産卵後を除き、年間を通して味が落ちないのが特徴!
コショウダイをさばく際の注意点
コショウダイの捌き方は特別な捌き方はなく、通常の捌き方で結構です。
先述の通り、捌いた際のおろし身に「ディディモゾイド」という寄生虫が入ってることがあるため、注意して取り除きましょう。
繰り返しになりますが、人体へは無害ですのでご安心下さい。
コショウダイを使った料理のレシピ
コショウダイのおすすめの食べ方「カルパッチョ」と「アラ汁」のレシピをご紹介!
コショウダイのカルパッチョ
材料(2人前)
- コショウダイ刺身用薄切り 160グラム
- 大葉 2枚
- バジル 4枚程度
- スダチまたはカボス 1個
- EVオリーブオイル 大さじ1
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
作り方
- コショウダイを薄くそぎ切りして器に盛り付ける。
- 塩、ブラックペッパーを振りかけて冷蔵庫に移して馴染ませる。
- 千切りした大葉や粗く千切ったバジルをトッピングしてカボスまたはスダチを搾る。
- 召し上がる直前にオリーブオイルを回しかけて完成。
コショウダイのアラ汁
材料(2人前)
- コショウダイの頭や中落ち 100グラム
- 料理酒 大サジ4
- 薄口醤油 小さじ2
- 塩 少々
- 昆布 3センチ角
※下処理
- 塩 大サジ2
- 熱湯 500㏄
※つけ合わせ※
- 刻みネギ 適量
- 三つ葉 適量
- 柚子胡椒 お好みで
作り方
- 頭や中落ちを食べやすい大きさにカットし、下処理用の塩を振って10分程放置する。
- 下処理の沸騰したお湯にアラを潜らせ霜降し、血やウロコ、汚れを洗い流す。
- アラの水分を拭き取り、鍋に分量の水と酒、昆布を加えて火に掛ける。
- 沸騰後、中火に火加減して浮き出るアクを取りながら20分間、沸騰を控えながら煮る。
- 煮汁に十分味が出てきたら薄口醤油で色付けし、塩で味を調える。
- お椀に身と汁を張り、刻んだ三つ葉やネギをあしらい完成。お好みでユズ胡椒を加えてお召し上がり下さい。
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