熊本名物といえば「馬刺し」「からし蓮根」だけじゃない!

今回ご紹介する「シャク」も熊本ならではの食材といえるでしょう。

熊本県外からお越しになったお客様は「シャク」と聞くと、

必ずといっていいほど、「ん?シャコのこと?」とお聞きになります。

ですが、「シャコ」ではありません。「シャク」なんです。

混同されている方も非常に多いですが、呼び名だけではなく、全く異なった種類の生き物なんですよ!

「シャク」の正式名称は「穴シャコ」。シャコとの違いは?

江戸前寿司のネタによく用いられる「シャコ」が全国で有名なのですが、

熊本では「シャク」のほうが一般的です。正式名称は「穴シャコ」といいます。

シャクとシャコの違いは、大きく2つ。

【その1】殻の硬さ。シャクは頭も殻もボリボリ食べられる。

シャコの頭や殻は硬く食べられたものではありません。

それに対してシャクは頭も殻もとても柔らかく、天ぷらにしたら頭から殻から全てボリボリとお召し上がりになる事ができるのです。塩で食べるのがオススメですね。

【その2】棲む場所。シャクは有明海の干潟に潜む。

シャコは水深30mー50mの結構深い海の底に生息しています。

そのため、その水圧に耐えるためにも殻が固くなってきました。

シャコに対し、シャクは有明海の干潟の泥の中に棲んでいます。

満潮時でも水深1mちょっとといったところでしょうか。

そのため、そんな水圧に耐える必要もなく、殻も柔らかいまま進化してきたのです。

熊本の初夏の訪れを感じさせる「シャク」

梅雨が始まると、ジメジメとした日が続きます。

それでも、時にはからっと晴れた日もあって、セミの鳴き声がし出したり。

「あ〜夏が近いなぁ〜。気持ちいい!」と時折感じる季節。初夏。

そんな春から夏への境目の頃に「シャク」が市場に出回ってきます。

全国区では鱧(はも)がそれにあたるかもしれませんね。

熊本ではシャクです。間違いなく。

旬を感じる。今年の初夏を感じる。忘れ得ない二度と巡ってこない今年の初夏を感じる。

大事ですね〜

シャクのまとめ。違いを人に教えよう!

「シャク」と「シャコ」の違いを知らない人も多いので、説明できると喜ばれるかもしれません!

「シャコではありません。熊本の有明海の干潟で穫れるのが「シャク」です。シャコとの違いの一番は殻の硬さですね。干潟の泥のなかに棲んでいるので、水圧を気にすることなく、殻が柔らかいまま進化してきたんでしょうね。だから、シャクは頭から殻から全部食べられるんですよ。海老のような食感がすごいですよ」

これだけしゃべれれば、シャクを知らない人にもばっちりです!

シャクの気になるお値段は?

そもそも市場に流通することが少ないのですが、1キロ4500円〜が多いように見受けられます。