今回ご紹介する天草牛深の地魚はこちら。
笛を吹くような口をしている。ゆえに「フエフキダイ」
一般的な名称はフエフキダイです。
笛を吹くような口の形をしているためフエフキダイと名付けられたそうです。
うん。分かりやすいですね。このフエフキダイ、天草牛深では「クチミ」と呼ばれています。
やっぱりクチに特徴があるからでしょうね。
天草牛深の呼び名は一般呼称と異なる場合が多いのですが、見た目に由来した呼び名の魚は本当に多いですよね。
たとえば、以前ご紹介した「コショウダイ」
口元に注目です。特徴的なクチをしていますよね。
肉厚で情熱的。南米のラテン系の女性を思い起こさせるような素敵な唇です。
このコショウダイは天草牛深では「ラッパ」と呼ばれています。
ラッパを吹きそうなクチだから。
…だそうです。
まぁ、なんというか、ストレートで良いですよね。漁師や魚屋の豪快さを考えると納得してしまいます。
そんな口に特徴あるフエフキダイの味わいは?
フエフキダイは、いわゆる白身魚です。特にクセもなく淡白で臭みもなく使いやすい魚です。
刺し身でも、寿司で握っても、なにかを邪魔することなく馴染んでくれます。
磯臭いと言われることが少なくないのですが、それは鮮度の問題でしょう。
活かしている状態からすぐに締めて捌いてあげると新鮮ブリブリ、臭みも全くなく本当に美味しいです。
もちろん焼きでも煮でも美味しくいただけます。
フエフキダイの気になるお値段と旬は?
旬は夏から秋にかけて。
一般に流通する事が大変少ないですが、高くても1キロ2000円はいくことはないでしょう。
比較的安価な魚として扱われています。
入荷状況につきましては、毎日更新している
「本日の水揚げ情報」よりご確認ください。
フエフキダイのおすすめレシピ
フエフキダイのおすすめレシピをご紹介します!
フエフキダイのカブ蒸し
材料(2人前)
- フエフキダイ切り身 50グラム2枚
- カブ 中サイズ1個(すり下ろして軽く水分を切る)
- 卵白 2/1個(固いメレンゲを作る)
- ニンジン 1節(3センチ幅の千切り)
- キクラゲ 2グラム(水で戻して千切り)
- 塩 2つまみ
- 片栗粉 小さじ1
※下処理
- 水 150㏄
- 料理酒 大さじ1
- 塩 小さじ1
※餡
- 白だし 大さじ2
- 水 200㏄
- 片栗粉 適量
作り方
- 下処理の水・料理酒・塩を混ぜた地にフエフキダイの切り身を20分ほど漬け込む。臭みを取り、下味を付ける。漬けた後は水気を拭き取り、耐熱の器に並べておく。
- すりおろしたカブにメレンゲ・塩・片栗粉を混ぜる。千切りした野菜もザックリと混ぜて、器に並べた切り身の上にたっぷりと盛る(切り身全体が隠れるまで)。
- 沸騰し、湯気が上ったら2を15分ほど蒸し上げる。別の鍋で白だしを水で割り沸騰させ、水溶き片栗粉でトロミを付けて餡を作る。
- 蒸し上がったカブを鉢に取り、餡をタップリとかけて完成。ワサビや柚子皮の千切りを添えてお召し上がり下さい。
フエフキダイのフライ
材料(2人前)
- フエフキダイの切り身 60グラム2枚
- 溶き卵 1個分
- 乾燥パン粉 適量
- 小麦粉 適量
- 塩コショウ 適量
- カットレモン 2節
※タルタルソース※
- 茹で玉子 1個
- しば漬け 20グラム
- マヨネーズ 大さじ3
- 塩コショウ 適量
作り方
- しば漬けは軽く漬け汁を搾り、食感を楽しめる大きさでみじん切りする。茹で玉子もみじん切りし、マヨネーズと塩コショウで味を整える。
- フエフキダイの切り身の水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩コショウで下味を付ける。小麦粉、溶き卵、パン粉の順で衣を付ける。
- 170℃に熱した油でキツネ色になるまで揚げる。
- 器に盛り込み、しば漬けのタルタルソースにレモン汁をかけてお召し上がり下さい。
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