「ひゃだこ」とは
今回のご紹介は牛深ならではの「ひゃだこ」獲りをご紹介!
そもそも「ひゃだこ」とは? 正式には「マメダコ」というタコの仲間です。
こちらが「ひゃだこ」です。
「イイダコ」に似ていますが、イイダコとは別の種類。
大きさは10cm未満と小さく、これ以上大きくならない種類です。
名前の由来は漁法
なぜ、「ひゃだこ」と呼ばれているのか。それは、漁法から名付けられています。
その漁法とは、「斜めにカットしたパイプや竹筒の先に灰を入れ、タコが潜む穴に吹き込み、タコが嫌がって出てきたところを捕まえる」というもの。
使用する灰のことを牛深弁で「ひゃ」というため、その漁法から「ひゃだこ」と呼ばれています。
こちらが使用する先端を斜めにカットしたパイプ。その先端に灰(または塩)を入れ、穴に吹きかけます。
「ひゃだこ」の獲り方を見てみましょう。
海にある岩場の断層の隙間を見ていきます。タコは貝を餌とし、タコが食べたとされる貝殻が穴の周りに落ちていればチャンス!
少しわかりにくいですが、タコ穴発見!
穴に灰を仕込んだパイプを入れ、吹きかけます。
灰をかけられ嫌がった「ひゃだこ」が出てきました!
こちらが実際の動画です!
今の時期しか獲れない「ひゃだこ」。
小学生のころの運動会のお弁当にはよく入っていたものです(^o^)
「ひゃだこ」獲り楽しいですよー!
ご興味がある方は、ぜひ一度やってみてはいかがでしょうか(^o^)
秋の味覚のひゃだこ。
旨煮にして食べると最高です!
獲ったヒャダコの食べ方
ひゃだこのおすすめレシピをご紹介!
ひゃだこの湯引き
材料(2人前)
- ひゃだこ 1尾
- 水 500㏄(湯引き用)
- 塩 大サジ1(湯引き用)
- 氷水 適量
- カットワカメ あしらい
- 酢みそ 大サジ2
作り方
- ひゃだこを流水でよく洗い、ヌメリと汚れを取る。
- 胴体と足を切り分けて足は1本づつにカットする。胴体のワタは取り去る。
- 湯引きの水を鍋に張り、塩を加えて火にかけて沸騰させる。沸騰したお湯にさっとくぐらせて湯引きする。別に準備した氷水で粗熱を取り、水分を切る。
- 食べやすい大きさにひゃだことワカメをカットし、酢みそで軽く和える。
- 器に盛り込み完成。酢みそに少し辛子を混ぜても美味しく召し上がれます。
ひゃだこの旨煮
材料(2人前)
- ひゃだこ 1尾
- 水 500㏄(湯引き用)
- 塩 大サジ1(湯引き用)
- 氷水 適量
※旨煮ダシ※
- 水 300㏄
- 薄口醤油 60㏄
- みりん 60㏄
- 料理酒 60㏄
- 上白糖 40グラム
- ダシ昆布 3センチ角1枚
作り方
- ひゃだこの汚れを洗い落とし、胴体と足を切り分ける。足は1本づつにカット。
- 湯引きの水を鍋に張り、塩を加えて沸騰させて霜降りにする。食べやすい大きさにカットして準備する。
- 鍋に旨煮ダシの調味料を入れ、沸騰したらひゃだこを入れて3分ほど炊く。火が入ったらタコだけ鍋から取り出し、ボウルに取り置く。
- 鍋のダシを少々煮詰めて少し濃い目の味付けに仕上げていく。味が決まったら火を止め、ひゃだこが入ったボウルに注ぎ、自然に冷ます。
- 器に盛り込み完成。