班目模様の目立つ魚で班(いさ)魚(き)

幼いときは斑目模様が特徴的な魚・イサキ。

昔は班を「いさ」と読んでいました。「き」は魚を表すとされています。

魚の味だけでなく、呼ばれ方の由来を調べていると漢字の勉強にもなります。笑

しかし、斑目模様があるのは小さい時のイサキだけ。大きくなったら斑目模様は消えてしまいます。

イサキの特徴

イサキは旨味が強く、上質な油で高級魚とされています。

鮮度が良いものは身に透明感があります。

また、背びれがニワトリのトサカに似ていることから「鶏魚」と呼ばれることもあります。

イサキの調理法・旬は?

イサキは刺身、煮付けや塩焼き等様々な調理法に合います。

あらや骨は煮付けにし、真子も食べれるのですが、白子が特に絶品。

夏場から秋にかけてが旬と言われていますが、梅雨の時期は特に味が良い!

梅雨入りしてジメジメとして来ますが、この時期のイサキは、

「梅雨イサキ」と呼ばれ、関東の方では塩焼きにして食べるのが大人気とのこと。

イサキの気になるお値段は?

地域にもよりますが、

1500円前後〜3000円が相場です。

イサキのおすすめレシピ

イサキのおすすめの食べ方「イサキのタタキ」「イサキのなめろう」「イサキの煮付け」のレシピをご紹介!

イサキのタタキ

材料 4~5人前

  • イサキ 1匹 800グラムサイズ
  • タマネギ 2/1個
  • カイワレ大根 2/1パック
  • 大葉 5枚
  • お好みの薬味 ニンニク、ミョウガ、ネギ、ショウガなど
  • ポン酢 適量

作り方

  1. イサキを3枚下ろしして腹骨をすき取り、皮目に切れ込みを入れる。
  2. バーナーやガスコンロを使い、イサキの皮目を炙る。強めに焦げ目が付いたら、すぐに氷水に落とし、身に火が通るのを防ぐ。
  3. 香味野菜を水洗いし、好みの大きさや切り方で切る。ショウガはすりおろす。
  4. 水気を切ったイサキを刺身の要領で切り出して器に盛り、香味野菜をイサキに散らして完成。ポン酢でお召し上がり下さい。

イサキのなめろう

材料 4~5人前

  • イサキ 1匹 約800グラムサイズ
  • ミョウガ 2個
  • おろしショウガ 大サジ2
  • 刻みネギ 3/1束分
  • 味噌 大サジ3(お好みの味噌で良い)

作り方

  1. イサキは3枚に下ろして柵に取り、皮を引く。
  2. イサキを小口切りし、さらに包丁でよく叩く。
  3. みじん切りしたミョウガ、ショウガ、ネギ、味噌を加えてさらに叩きながら全体をよく混ぜ合わせる。
  4. 全体が馴染んだら完成。器に盛りそのまま召し上がるか、お好みで醤油を加えてお召し上がり下さい。

イサキの煮付け

材料 1人前

  • イサキ 1匹 300グラムサイズ
  • つけ合わせの野菜 シシトウ、ブロッコリーなど 適量
  • 濃い口しょうゆ 大サジ2
  • 料理酒 大サジ2
  • みりん 大サジ2
  • 砂糖 大サジ1

作り方

  1. イサキは鱗とエラ、内臓を取り去る。湯で霜降りして血と汚れを落とし、イサキに切れ込みを入れる。
  2. 鍋にイサキを入れ、材料の調味料を加えて火にかける。
  3. 沸騰が始まったら落としぶたをして、火加減を中火にする。つけ合わせの野菜を入れ、煮汁が半分量になるまで煮る。
  4. 好みの濃度に煮詰まり、照りが出たところで火を止める。器に盛り完成。