今日ご紹介するのはこれ。お子様からおじいちゃんまで大好き車海老です。

全国各地で養殖されていますが、沖縄・鹿児島・熊本で全国シェアの8割を占めています。

車海老の養殖、日本発祥の地。熊本天草。

熊本天草は車海老の一大産地であり、車海老の養殖の日本発祥の地とも言われています。

天草の維和島(いわじま)という島で明治38年に天然海老の蓄養が開始されたのがその始まりだそうです。

蓄養とは、天然の稚魚をつかまえてきて生簀で育てることを言います。

それに対し養殖とは卵の孵化の段階から人の手が入り人工的に育てることを言います。

子供をつかまえてきて育てるのか、卵から育てるのかの違いですね。

さらに熊本天草の車海老の養殖の餌は、これまた天草産のあさりが使われていてなんとも贅沢なかぎりです。

だからぷりっぷりとした食感とほのかな甘味がしっかりと感じられるのでしょうね。

大矢野のキャモンを左に曲がっていくと維和島へ

維和島へのアクセスを調べてみると、分かりやすいのは大矢野のショッピングセンタ−キャモンを左に曲がっていくとあります。

子供の頃から不思議だったんですよね。天草に行くと必ず目にするショッピングセンター。

でも、キャモンって何だ?って。

その謎が先日判明しました。

熊本弁で「買い物」を「キャモン」というそうなのです。(若い世代ではほとんど使われないのですが)

買い物→かいもん→きゃぁもん→きゃもん

だそうです。いやはや、なんかスッキリしましたね。

熊本天草の車海老の気になるお値段と旬は?

おがくずの箱に入れられて飲食店だけでなく一般消費者向けにも販売されております。

サイズにもよりますが、1キロ1万3000円〜1万5000円といったところではないでしょうか。

車海老の旬は天然の車海老は6〜8月、養殖の車海老は12〜2月となっていますので要チェックです!

車海老の刺身の作り方

1.車海老の頭と胴体の部分を切り離します(頭と胴体の付け根に包丁を入れると簡単に切り離せます)。

2.頭と胴体を切り離したら親指を使い、胴体の頭側の方から足と殻を順番に剥いていきます(親指を使うと簡単に剥けます)。

3.剥き終わったら、胴体を横向きにし、背わたを取るために背側に浅く包丁を入れます(深く入れすぎないように注意)。

4.背側に包丁を入れ開いたら出てくる背わたを取り除きます。

5.背わたを取り除いたら軽く水で洗い、水気をきって器に盛り付け完成。

車海老の塩焼きのレシピ

「車海老の塩焼き」のレシピをご紹介します。

材料(1人前)

  • 車海老(1尾)
  • 塩(適量)

作り方

  1. 車海老は串を打って曲がりを防ぐ。
  2. エビに塩を振り、魚焼き器で焼く。
  3. 火が入ったら(7〜8分位)器に盛り、お召し上がり下さい。お好みでレモンを絞っても美味しいです。

車海老の塩焼きに合うお酒
生ビール

車海老の天麩羅のレシピ

もう一つのおすすめの食べ方である「車海老の天麩羅」のレシピをご紹介します。

材料(1人前)

  • 車海老
  • 薬味(大根おろし・おろし生姜)
  • 天つゆ(適量)

作り方

  1. 車海老の頭と胴体を包丁で切り離し、胴体の殻を剥ぐ。
  2. 胴体の殻を剥ぎ、尾の先に切り込みを入れる。(油のハネを無くします)
  3. 頭の殻を取り去り、胴の部分は曲がりを防ぐ切り込みを入れて180℃の高温の油で揚げる。
  4. 薬味と天つゆでお召し上がり下さい。(殻を取った頭も香ばしく頂けます)

車海老の天麩羅に合うお酒
常温の日本酒