マナガツオは「真似鰹」?
今回ご紹介させて頂きますのはマナガツオ!
一般的なカツオとは違い、身は白身。なぜカツオの名がついてるのか?
- 解説
「マナガツオ」は漢字で「真似鰹」と書きます。
カツオのいない瀬戸内海などではカツオがとれないため、
初夏にとれるマナガツオをカツオに見立てたそうです。そこから真似鰹(まねがつお)、マナガツオと呼ばれます。
- 旬はいつ?
味がいいのは冬ですが、春から初夏に脂ののりも大変良いです。
- 特徴
鱗は細かく、取りやすいです。
また、皮は薄く、骨は軟らかく、身離れが非常によいため食べやすいです。
- 注意
マナガツオには「アニサキス」という寄生虫がついていることがあるため要注意。
火を入れて召し上がるのがおすすめです。
続いてレシピをご紹介します!
マナガツオの煮付け
材料
- マナガツオ切身
- 濃い口醤油
- ミリン
- 日本酒
- 水
- 上白糖
- ショウガ
- シソの実
作り方
- たっぷりの熱湯に切り身を浸して氷水に移し、残ったウロコや血合いを取り除く。
- 鍋に切り身を移して、水と日本酒を1:1の割合でヒタヒタになるまで注ぐ。
- 火を付けて沸騰させて全体的に煮汁を廻す。火は強火。
- 全体的に熱が廻ったら、全体の1割ほど上白糖とミリンを入れて煮詰める。
- 濃口醤油、ショウガとシソの実を入れて照りが付くまで煮詰めていく。
- 器に盛り、完成。
※濃口醤油はミリンの量と同じくらいがバランスが良いです。
マナガツオのムニエル
材料
- マナガツオの切身 骨なし
- ガルニ(つけ合わせ)
- ナスビ
- キノコ
- ナガイモ
- コマツナ
- レンコン
- パセリ(バターソース用)
- バター
- 小麦粉
- 醤油
- ミリン
作り方
- マナガツオに塩とコショウを振り、小麦粉をまぶしつける。しっかりと全面につける。
- フライパンを熱しバターを溶かす。フライパンが余り熱くならないよう注意、バターが焦げて苦味が出る。弱火でポアレする。
- 魚に火が入り程好く焼き色が着いたら魚を取り出しバターを追加し、ガルニをソテーしていく。
- ガルニに火が通ったら、取り出してフライパンにそのまま醤油を入れて香りを出し、ミリンで甘さとまろやかさを出す。パセリのみじん切りを入れ香りを出した後、パターモンテする。
- 魚を器に盛り、ガルニを飾り付けて完成。
何の料理にしても最高に美味しいマナガツオ!
皆さんもぜひ一度、ご家庭でご賞味あれ。